糖尿病教室

当院の取り組み

当院が力を入れて取り組んでいることの一つが糖尿病教室です。
糖尿病教室では医師、看護師、薬剤師、管理栄養士が糖尿病についてや治療についてお伝えしています。当院の糖尿病教室の一番の目的は、通院でも血糖値を改善し、維持できるようにすることです。入院して食事や生活を改善するという方法もあり、この場合も糖尿病について学ぶ時間を設けているところが多いです。しかし、退院すると病院と同じような生活をすることは難しく、結局もとの生活に戻ってしまう場合もあると思います。そこで当院では通院しながら、ご自分の生活に合わせてできることから取り組んでいただきたいと考えています。そのヒントを得る場として、糖尿病教室を開催しています。糖尿病の基本的な内容が中心ですが、少しでも知識を持っていることで意識が変わり、良い治療につながります。また、糖尿病歴が長い方でも、今の生活を見直すきっかけにもなりますし、新しいことを得る機会にもなると思います。糖尿病と診断された方だけでなく、そのご家族の方、将来糖尿病が気になる方など、どなたでもご参加いただけます。スライドを使ってお話しするだけでなく、クイズや患者様同士の交流の時間を作るなどして、楽しく学んでいただけるように取り組んでいますので、多くの方にご参加いただけたら嬉しいです。

内容及び日程のご案内

2021年12月11日(土)

【時間】
14:00~15:00(受付13:45~)

【場所】
ながしま内科 待合室

【参加費用】
保険自己負担3割の方、640円
2割の方、430円
1割の方、210円

当日は診察券、糖尿病手帳をご持参ください。
来院時またはお電話にてご予約ください。
当日参加も大歓迎です。

2021年4月15日(土)開催

【フットケアについて】
足病変は糖尿病の合併症のひとつです。糖尿病の患者さんは足にトラブルが起きやすく注意が必要です。トラブルの原因として神経障害の影響や血流の悪さ、感染症のかかりやすさ等があげられます。足を守るために毎日の足チェックやけがをしないように過ごすことが大切になってきます。

【腎臓を守る食事】
糖尿病の3大合併症(神経障害・網膜症・腎症)のひとつ腎症について今回は焦点をあててお話しました。腎臓の位置や働き、腎臓の機能を測る検査について、また腎症を予防するための食事や生活について具体的に説明しました。腎臓について詳しく聞くのは初めてという方も多く新しい知識を提供できる機会となり、喜んで頂けました。
今後の血糖管理に活かして頂けたら幸いです。

2021年3月27日(土)開催

【みんなでエクササイズ!】
新型コロナウイルスがなかなか終息せず、思うように出かけられない日々が続いています。その結果、活動量が減り、反対に間食が増えてしまうというお声をよく耳にします。そこで今回は、自宅でできる運動をご紹介し、実際に皆さんでやってみました。参加した方からは「身体がポカポカした」「いつものストレッチに取り入れてみます」といった感想をいただきました。

【たんぱく質足りてますか?】
普段の食事で気にかけていることは何でしょうか。野菜をたくさん食べること、ご飯を減らすことなど、血糖値を良好に保つために気をつけるポイントはいくつかあります。その中でもたんぱく質について意識したことはあるでしょうか。今回は糖尿病とたんぱく質についてお話しし、たんぱく質の大切さを学んでいただきました。そして、どれくらいのたんぱく質を摂ったら良いのかについても知っていただきました。

2020年12月19日(土)開催

【みんなでエクササイズ】
新型コロナウイルスの影響で自宅で過ごす時間が増えていると思います。そんな時だからこそ室内で手軽にできる運動を紹介しました。初めに運動を行うことの利点を説明し、腹式呼吸や肩ほぐし運動といったストレッチや、膝上げ&キックなどの筋力トレーニングを紹介しました。皆様にも実践していただき、「イスに座ったままできるのでやってみたい」「身体を動かすとぽかぽかする」といった感想をいただきました。

【年末年始の過ごし方】
年末年始は1年の中でも体重が増加しやすく、その後のHbA1cを悪化させやすい時期です。そこで、年末年始も血糖値を良好に保つために気をつけていただきたいことを説明しました。野菜から食べること、よく噛んで食べることは普段から気を付けていただいていることですが、この他にもだらだらと食事を摂らないことや目につくところに食べ物を置かないことを説明しました。また間食が増えないようにルールを決めること、毎日体重を測定することもポイントに挙げました。これまでの年末年始の過ごし方を振り返り、今後の食事療法に対するモチベーションアップに繋げられました。